第57回【共通】午前 問題51-55

共通問題 午前

問題51 関節円板を有する関節はどれか。2つ選べ。
1. 遠位橈尺関節
2. 肩関節
3. 胸鎖関節
4. 橈骨手根関節
5. 腕尺関節

答え

134 答えが3つある。不適切問題

問題52  膝関節半月板について正しいのはどれか。
1. 内縁は外縁より厚い。
2. 外縁は外側側副靱帯に付着する。
3. 外縁は血行により栄養されている。
4. 内側半月板の形状はO 字状である。
5. プロテオグリカン量は関節軟骨より多い。

答え


1.✕ 外縁の方が厚い
2.✕ 内縁は内側側副靭帯に付着する
3.〇 下図参照
4.✕ C文字である
5.✕ 関節軟骨の場合、一般的には主要な構成要素としてプルテオグリカンが豊富に存在しており、約60〜70%が水分で、残りの30〜40%が主にコラーゲンとプルテオグリカンから構成されています
半月板も同じ構成要素ですが、プルテオグリカンは関節軟骨より少ない。

問題53 深部反射と反射中枢の組合せで誤っているのはどれか。
1. 上腕二頭筋反射C5・6
2. 上腕三頭筋反射C7・8
3. 腕橈骨筋反射C8・Th1
4. 膝蓋腱反射L2〜4
5. アキレス腱反射S1・2

答え


深部腱反射は、下位運動ニューロンの病変(例,前角細胞,脊髄根,または末梢神経が侵されるもの)は反射を減弱させる。(前角細胞より中枢側のあらゆる部位の障害)上位運動ニューロンの病変は反射を亢進させる。
1.上腕二頭筋反射(C5・6支配)
2.上腕三頭筋反射(C7・8支配)
3.腕橈骨筋反射(C5・6支配)
4.膝蓋腱反射(L2‐4支配)
5.アキレス腱反射(S1・2支配)

問題54  自律神経作用と支配する節前ニューロンの起始レベルとの組合せで正しいのはど
れか。
1. 細気管支の収縮    頸髄
2. 顔面の汗腺の発汗   延髄
3. 消化管蠕動の亢進   腰髄
4. 瞳孔散大筋の収縮   胸髄
5. 内尿道括約筋の収縮  仙髄

答え


この問題は、設問が交感神経なのか副交感神経の作用なのか考える
交感神経=胸腰髄 副交感神経=脳幹、仙髄
1. ✕ 細気管支収縮→副交感神経→脳幹、仙髄
   気管支は副交感神経で収縮します。だから寝ている時に咳が出やすいのです。
 
2. ✕ 汗腺の発汗→交感神経→胸腰髄

3. ✕ 蠕動運動→副交感神経→脳幹、仙髄

4. ◯ 瞳孔散大筋→交感神経→胸腰髄

5. ✕ 内尿道括約筋→交感神経→胸腰髄

問題55 反回神経支配でないのはどれか。
1. 横披裂筋
2. 甲状披裂筋
3. 輪状甲状筋
4. 後輪状披裂筋
5. 披裂喉頭蓋筋

答え


内喉頭筋とは、咽頭内にある軟骨群(甲状軟骨、輪状軟骨、披裂軟骨)をつなぐ筋肉群のことを指します。内喉頭筋の作用は声帯を動かします。内喉頭筋の多くは反回神経の支配です。輪状甲状筋は上喉頭神経です。

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